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ピロリ菌、あなたは大丈夫?

「ヘリコバクター・ピロリ菌」

皆様、一度は聞いたことがあると思います。

川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニックでは、当日に結果が出る特別な検査機器を導入しています。

4月だけで実に19名もピロリ菌に感染していることが判明し、即日除菌治療を開始しました。

近年ピロリ菌感染が減ってきていると言われていますが、20歳代~70歳代まで幅広い世代で感染者がいることが分かりました。

胃の調子が悪い方、親族でピロリ菌感染者がいた方など、ピロリ菌感染について検査をご希望の方はご相談ください。

https://youtu.be/MjG6aRGh0c8

 

「ピロリ菌とは何か」

ピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を作り出して周囲の酸を中和することで、強酸という過酷な環境の胃粘膜に感染・生息しています。

ピロリ菌は胃にダメージを与える物質を分泌するため、感染していると胃粘膜などに慢性的な炎症を起こします。

炎症がさらに進行すると、粘膜が傷付いて胃潰瘍や胃がんなどを起こすことがあります。

幼い子どもに噛んで柔らかくした離乳食を食べさせたり、同じ箸を使って食事をしたり、衛生面で問題のある水を飲んだりすることが、ピロリ菌に感染する代表的な原因です。

幼い時期の環境が影響するため、5歳頃までには感染すると言われています。

胃や十二指腸のがんや潰瘍を発症したご家族がいる場合、ご自身も感染している可能性があります。

ピロリ菌は除菌治療によって除去することが可能であり、それによって胃や十二指腸疾患の発症・再発リスクを下げることができますし、次世代の感染防止にもつながります。

「ピロリ菌と胃がん」

最近の研究では、胃がん発症にピロリ菌感染が大きく関わっていることや、除菌治療が胃がん予防に一定の効果を持つことがわかってきています。

ピロリ菌に感染していると胃がんのリスクが5倍!!になるという研究結果もあります。

迅速な除菌治療が非常に大切であることが分かってきました。

また一方で、除菌治療に成功しても胃がんを発症する可能性はあります

そのため、除菌治療に成功した後も定期的に胃カメラ検査を受けて胃がんの早期発見に努めることが重要です。

 

「当院の検査方法」

ピロリ菌感染の有無や、ピロリ菌除去治療の効果判定を調べるためには、胃カメラ検査によるものと、それ以外の方法があります。

胃カメラを使わない検査方法の中では、尿素呼気試験は例外的に感度・特異度95%と正確性が非常に高いです。

そのため、除菌治療の効果判定を行う場合は、この尿素呼気検査が保険適用されています。

呼気(吐く息)を採取するだけの簡単な検査ですので、患者様への負担も少ないです。

当院では、ピロリ菌感染有無の評価や除菌治療の効果判定としてこの尿素呼気試験を行っています。

最新の検査機器である『POCone』を導入しているため、院内で尿素呼気試験の結果を短時間に得られます。

採取した呼気を検査センターに送って1週間後に結果が出るという従来の方法と比べて大幅に時間が短縮されます。また、通院も一度で済みます。

当日は絶食で来ていただく必要があります。

検査の所要時間は約20分で、検査用の薬を服用する前後の呼気を採取するだけです。

ピロリ菌検査を受けたい方は是非ご相談ください。

 

 

 

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