大腸がんはどこが痛くなる?
大腸がんの痛みは、がんの発生部位によって異なります。右下腹部、左下腹部、肛門の痛みなど、具体的な症状をわかりやすく解説します。
早期発見・早期治療のために、定期的な検診が大切です。
大腸がんってどんな病気?
大腸がんは、日本人の罹患率・死亡率ともに高いがんです。食生活の欧米化などが原因で増加傾向にあり、特に50代以降に多く見られます。
大腸は、食べ物を消化吸収した後に残ったものを便として体外に排出する器官です。
全長は約1.5メートルで、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸の6つの部位に分けられます。
大腸がんは、これらの部位のいずれかに発生する可能性があります。初期段階では自覚症状がないことが多く、進行すると便秘や血便、腹痛などの症状が現れます。
しかし、早期に発見できれば完治する可能性も高いがんです。そのため、定期的な検診で早期発見・早期治療に努めることが重要です。
大腸がんの痛みの場所
大腸がんの痛みは、がんが発生した場所によって異なります。
右側結腸がんの痛み
右側結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸)に発生するがんを右側結腸がんといいます。
右側結腸は、大腸の中でも比較的太く、内容物も液状であるため、がんが大きくなっても腸閉塞を起こしにくいのが特徴です。そのため、初期段階では自覚症状に乏しいことが多く、進行するまで気づかないケースも少なくありません。
右側結腸がんが進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 右下腹部痛:鈍痛や違和感など、比較的軽い痛みであることが多いです。
- 貧血:がんからの出血によって、貧血が起こることがあります。
- 腹部にしこりを触れる:がんが大きくなると、お腹にしこりを触れることがあります。
- 体重減少
- 疲労感
左側結腸がんの痛み
左側結腸(下行結腸、S状結腸)に発生するがんを左側結腸がんといいます。
左側結腸は、右側結腸に比べて細く、内容物も固形化しているため、がんが大きくなると腸閉塞を起こしやすくなります。
左側結腸がんが進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 左下腹部痛:便秘に伴う腹痛や、締め付けられるような痛みなどがあります。
- 便秘:がんが腸を狭くすることで、便が通過しにくくなり、便秘が起こります。
- 血便:便に血が混じることがあります。
- 便が細くなる
- 残便感
直腸がんの痛み
直腸に発生するがんを直腸がんといいます。
直腸は、肛門に近い部分であるため、がんが進行すると排便に関連した症状が現れやすいのが特徴です。
直腸がんが進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
こんな症状も要注意!
大腸がんは、上記の痛みの他に、次のような症状が現れることもあります。
これらの症状が続く場合は、大腸がんの可能性も考えられます。早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けるようにしましょう。
大腸がんの検査って?
大腸がんの検査には、主に以下の2つがあります。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)
内視鏡を使って大腸の内部を直接観察する検査です。大腸がんの早期発見だけでなく、ポリープなどの前がん病変の発見にも有効です。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。
便潜血検査
便に含まれる血液を調べる検査です。
手軽に受けることができ、大腸がんの早期発見に役立ちます。ただし、便潜血検査で陽性だった場合は、さらに大腸内視鏡検査を受けて確定診断をする必要があります。
早期発見が大切です!
大腸がんは、早期に発見できれば完治する可能性が高いがんです。
40歳以上になったら、定期的に大腸がん検診を受けましょう。
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニックでの大腸がん検査
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニックでは、経験豊富な医師が、最新の内視鏡設備を用いて、苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っています。
- 最新の内視鏡システムを導入:高画質・細径の内視鏡を使用し、患者の負担を軽減した検査を行っています。
- 鎮静剤を使用した検査:ご希望の方には鎮静剤を使用し、リラックスして検査を受けていただけます。
- 経験豊富な医師が対応:多数の大腸内視鏡検査の実績を持つ、消化器内視鏡専門医が検査を行います。
- 駅近でアクセス良好:川崎駅からのアクセスも良く、通院に便利です。
大腸がんの早期発見・早期治療のために、ぜひ当院までご相談ください。