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【緊急解説】いぼ痔が戻らない!無理に押し込むのはNG?「血栓性外痔核」や「膿」の可能性も解説

「トイレの後、おしりから何かが出ている気がする」
「いつもは指で押せば戻るのに、今日はどうしても戻らない…」
そんな時、焦って無理やり押し込もうとしていませんか?
実はいぼ痔(痔核)が戻らない状態には、無理に押し込んではいけない危険なサインが隠れていることがあります。
今回は、おしりの出っ張りが戻らなくなる「4つの原因」と、その進行度について解説します。
「戻らない」原因は?考えられる4つの病態
「いぼが戻らない」といっても、単に内痔核が大きくなっただけとは限りません。中には早急な治療が必要なケースもあります。主な原因は以下の4つです。
1. 内痔核(ないじかく)の悪化
内痔核(いぼ痔)は、長年の負担で痔核を支える組織が緩むと、肛門の外に出てくるようになります(脱肛)。
その進行度はGoligher(ゴリガー)分類という4つのステージで表されます。
- I度:排便時に出血するが、いぼ(痔核)は肛門の外に出ない。
- II度:排便時にいぼが脱出するが、排便が終わると自然に戻る。
- III度:排便時に脱出し、指で押し込まないと戻らない。
- IV度:常に脱出した状態で、指で押し込んでも戻らない(または戻してもすぐに出てくる)。
「戻らない」と悩まれている方は、このIV度に進行している状態です。無理に戻そうとしても戻りにくく、下着に擦れて出血したり、粘液で皮膚がかぶれたりすることがあります。
また、もし急激な痛みを伴う場合は、単なる悪化ではなく、次に紹介する「急性の炎症」が起きている可能性があります。
Goligher分類について
| 1度 |
・腫れは肛門内にとどまって脱出しない状態です |
|---|---|
| 2度 |
・排便時に痔核が脱出するが、その後自然に戻る状態です |
| 3度 |
・排便の際に痔核が脱出して、押し込まないと戻らない状態です |
| 4度 |
・常に肛門の外に痔核が脱出している状態です |
2. 嵌頓痔核(かんとんじかく)
脱出した内痔核が肛門の筋肉(括約筋)で締め付けられ、うっ血して大きく腫れあがった状態です。
激しい痛みを伴い、赤黒く腫れあがります。これは「戻らない」のではなく、腫れすぎて「戻せない」状態です。無理に押し込むと症状が悪化する恐れがあります。
3. 血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)
肛門の外側に、血の塊(血栓)ができて急に腫れる病気です。
大豆くらいの大きさから親指大のものまであり、青黒く透けて見えることがあります。これは内痔核が脱出したものではなく、外側にできた新しい「しこり」なので、そもそも肛門の中に戻るものではありません。
4. 肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)
痔ではなく、肛門の周りに膿(うみ)が溜まっている状態です。
細菌感染によって化膿し、ズキズキとした痛みや発熱を伴うことがあります。腫れている部分は膿の袋ですので、これを「いぼ痔だ」と勘違いして押し込もうとすると、膿が広がったり破裂したりして大変危険です。
無理に押し込むのはNG!早めの受診を
「戻らないから」といって、自己判断で強力に押し込んだり、市販薬だけで様子を見続けたりするのはリスクがあります。
特に「嵌頓痔核」や「肛門周囲膿瘍」は、早急に専門医による処置(切開など)が必要になるケースが多いです。
「いつもと違う」「痛みが強い」「どうしても戻らない」と感じたら、無理をせず、早めに肛門科を受診してください。
症状がある場合は川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニックにご相談ください。
当院では、月間100件を超える手術を行っており、肛門科受診の患者様も増えております。
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