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【医師解説】胃が痛いときは「右」と「左」どっちを下にする?症状別のベストな体勢

目次
「急に胃がキリキリ痛み出した……」
「食べ過ぎて胃が重苦しい、気持ち悪い」
夜中にこんな症状に襲われたとき、少しでも楽になるために横になりたいけれど、「右と左、どっちを下にすればいいんだっけ?」と迷った経験はありませんか?
実は、胃痛の時の「正解の体勢」は、その痛みの原因によって真逆になります。
今回は、川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)が、症状ごとの「胃痛を和らげる寝方・体勢」について解説します。
1. 【食べ過ぎ・消化不良】のときは「右側」を下にする
「焼肉や揚げ物を食べすぎた」「胃がもたれて苦しい」
このように、胃の中に食べ物が溜まっていて辛いときは、「体の右側を下」にして寝てください。
【理由:胃の出口が右側にあるから】
胃の形を思い浮かべてみてください。胃は袋状になっていますが、出口(十二指腸へと続く「幽門」)は、体の中でおへそより少し「右側」に位置しています。
そのため、右側を下にして寝ることで、重力の助けを借りて、食べたものがスムーズに腸へと流れやすくなります。
消化を助け、胃の重苦しさを早く解消したいときは「右下」が鉄則です。
2. 【胸焼け・逆流性食道炎】のときは「左側」を下にする
「酸っぱいものがこみ上げてくる」「胸が焼けるように痛い」
このような「逆流性食道炎」の症状があるときは、先ほどとは逆で「体の左側を下」にして寝てください。
【理由:胃酸の逆流を防ぐため】
胃の入り口(食道とのつなぎ目)は、胃袋の右上にあります。
もし「右側」を下にしてしまうと、胃の入り口が下になり、胃酸が食道へ逆流しやすくなってしまいます。
左側を下(胃袋を食道より低い位置)にキープすることで、物理的に胃酸の逆流を防ぎ、ヒリヒリした痛みを和らげることができます。
3. 【キリキリ痛む・ストレス】お腹の緊張を緩めるポーズ
原因はわからないけれど、とにかく胃がキリキリと痙攣するように痛む。
そんな時は、お腹の筋肉の緊張を解く体勢がおすすめです。
- 横になる場合:
横向きになり、エビのように背中を丸めて、膝をお腹に近づける体勢をとってください。腹筋が緩み、痛みが和らぎやすくなります。 - 椅子に座る場合:
深く腰掛けず、ベルトやボタンを緩めます。背もたれに寄りかかるか、またはテーブルにクッションを置いて突っ伏すような姿勢も、お腹への圧力が減るため楽になります。
4. こんな胃痛は「体勢」で治そうとしないで!
体勢を整えるのは、あくまで一時的な処置です。
もし、以下のような症状がある場合は、迷わず医療機関を受診してください。
⚠️ 危険なサイン
- どんな体勢をとっても痛みが変わらない、激痛が続く
- 背中まで突き抜けるような痛みがある(膵臓や心臓の可能性)
- 吐血した、または真っ黒な便(タール便)が出た
- 冷や汗が出る、意識が遠のく
これらは、胃潰瘍の穿孔(穴が開くこと)やアニサキス、あるいは消化器以外の重篤な病気のサインかもしれません。
まとめ:その痛み、繰り返すようなら一度検査を
最後にポイントをおさらいしましょう。
- 消化不良・食べ過ぎなら「右下」
- 胸焼け・逆流なら「左下」
まずはこのルールを覚えておき、少しでも楽な体勢で安静にしてください。
もし、「市販薬を飲んでもよくならない」「しょっちゅう胃が痛くなる」という場合は、我慢せずに当院へご相談ください。
痛みの原因がピロリ菌なのか、ストレスなのか、あるいは別の病気なのか。胃カメラ検査でしっかりと正体を突き止め、根本から治療しましょう。
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川崎駅からすぐのため、現在、蒲田、武蔵小杉、幸区、中原区、川崎区、横浜方面からも多数患者様がいらっしゃっております。
診察を御希望の方は是非ご検討ください。
痛みが強い場合、緊急検査も行っております。ご相談ください。
セカンドオピニオンも受け付けておりますので、今行っている治療でなかなか良くならない場合はお気軽にご相談ください。