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【医師監修】大腸憩室炎の原因と食事でダメなものは?おなら・ガスとの関係や入院・治療法を徹底解説
「急にお腹(右下や左下)が激しく痛み出した」「熱も出てきて、お腹が張って苦しい…」
そんな突然の腹痛の原因として多いのが「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)」です。
大腸憩室炎は、再発を繰り返しやすい厄介な病気であり、治療中の「食事」が回復の大きなカギを握ります。今回は、川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(カワナイ)の消化器内視鏡専門医が、憩室炎の原因から、食べてはいけないもの、気になる「おなら・ガス」との関係、そして抗生剤や手術による治療法までを詳しく解説します。
目次
1. 大腸憩室炎の「原因」と「症状」とは?
原因は「腸の壁のくぼみ」と「便秘」
大腸の壁の一部が、外側に向かってポコッと袋状に飛び出したものを「憩室(けいしつ)」と呼びます。加齢や長年の便秘によって腸管内の圧力(腸内圧)が高まることが主な原因で作られます。この憩室自体があるだけでは無症状ですが、このくぼみに便が溜まり、細菌が繁殖して炎症を起こした状態が「憩室炎」です。
主な症状
2. 憩室炎になると「おなら・ガスがたまる」のはなぜ?
憩室炎の患者様からよく「お腹が張って苦しい」「ガスがたまる」「おならがよく出る・臭い」というご相談を受けます。
これは、腸が炎症を起こして腫れることで、腸の通り道が狭くなり、腸の動き(ぜん動運動)が低下してしまうためです。動きが悪くなった腸内にガスや便が停滞しやすくなり、結果として「ガスがたまる」感覚や、発酵による臭いおならが出やすくなります。おならが出ると一時的に痛みが和らぐことがありますが、根本的な炎症を治さなければ解決しません。
3. 【食事】大腸憩室炎で「食べていいもの・ダメなもの」
憩室炎の治療中は「腸を休ませること」が最優先です。炎症が起きている時に消化の悪いものを食べると、腸が無理に動こうとして痛みが悪化します。
| 分類 | 食材の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 食べていいもの (消化が良い) |
おかゆ、柔らかく煮たうどん、豆腐、白身魚、卵、ゼリー、すりおろしリンゴ | 胃や腸に負担をかけず、スムーズに消化・吸収されるため。 |
| ダメなもの (消化が悪い・刺激物) |
脂っこい肉料理、揚げ物、香辛料(カレー・唐辛子)、アルコール、海藻類、きのこ類、ごぼう | 腸を過剰に刺激したり、消化に時間がかかって腸の負担になるため。 |
4. 憩室炎の時に「チョコレート」は食べてもいい?
結論から言うと、憩室炎の治療中や腹痛がある時のチョコレートは避けるべき(ダメなもの)です。
理由は3つあります。
- 脂質と糖分が多い:チョコレートは脂質が高く、消化に時間がかかるため腸に大きな負担をかけます。
- ナッツ類の混入:アーモンドなどのナッツが入ったチョコレートは、消化されにくい破片が再び憩室(くぼみ)に入り込み、炎症を悪化させるリスクがあります。
- カフェインの刺激:チョコレートに含まれるカフェインが腸を刺激してしまいます。
甘いものが食べたい時は、消化の良いゼリーやプリンなどを少量にとどめましょう。
5. 憩室炎の「治療法」:抗生剤・入院・手術について
症状の重さによって治療法や期間が大きく異なります。
軽度の場合(外来治療)
痛みが軽く、水分がしっかりとれる場合は、外来での「抗生剤(抗菌薬)」の内服と、自宅での食事制限(流動食や消化の良い食事)で治療します。
中等度〜重度の場合(入院治療)
腹痛が激しい、高熱がある、食事が摂れない場合は「入院」が必要です。
入院期間の目安は約1週間〜10日(長ければ2週間程度)です。入院中は絶食をして腸を完全に休ませ、点滴で水分と抗生剤を投与します。炎症が治まってきたら、重湯などから少しずつ食事を再開します。
重症化・合併症がある場合(手術)
憩室炎が重症化し、腸に穴が開いて便が漏れ出る「穿孔(せんこう)」や、膿がたまる「膿瘍(のうよう)」、腸が狭くなる「狭窄(きょうさく)」を起こした場合は、緊急で「手術」が必要になります。炎症を起こしている腸の一部を切除する手術が行われます。
6. 治った後の「大腸カメラ検査」が必須な理由(当院のご案内)
憩室炎の炎症が落ち着いた後、1ヶ月〜2ヶ月後を目安に必ず「大腸カメラ(内視鏡)検査」を受けることを強くおすすめします。
なぜなら、「ただの憩室炎だと思っていたら、実は裏に大腸がんが隠れていた」というケースが少なからずあるからです。また、自分の大腸のどこに・どれくらいの憩室があるかを把握しておくことは、再発防止の観点からも非常に重要です。
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(カワナイ)では、鎮静剤を使用した「痛くない・苦しくない大腸カメラ検査」を行っております。憩室炎を経験されて今後の腸の健康が不安な方、お腹の張りが続く方は、川崎駅徒歩4分の当院へお気軽にご相談ください。
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川崎駅からすぐのため、現在、蒲田、武蔵小杉、幸区、中原区、川崎区、横浜方面からも多数患者様がいらっしゃっております。
診察を御希望の方は是非ご検討ください。
痛みが強い場合、緊急処置も行っております。ご相談ください。
セカンドオピニオンも受け付けておりますので、今行っている治療でなかなか良くならない場合はお気軽にご相談ください。