【痔とコーヒーの関係】カフェインは痔に悪い?専門医が解説する影響と対処法
元アナウンサーの竹内由恵さんがコーヒーの事業を始めるというyoutubeを見ました。
コーヒーっておいしいですよね。飲めば飲むほど奥が深いし、はまっていきます。
院長も大好きです。
前回はそんなコーヒーの腸への影響についてお話ししました。
今回はコーヒーと痔の関係についてお話ししたいと思います。
コーヒーは痔に悪い?
カフェインは、血管収縮作用や利尿作用などがあり、痔の症状(出血、腫れ、かゆみ)を悪化させる可能性があります。
特に、症状が出ているときや再発を繰り返す方は注意が必要です。
カフェインが痔に与える4つの影響
1. 血流悪化によるうっ血
カフェインには血管を収縮させる作用があり、肛門周囲の血流を悪化させ、痔核(いぼ痔)のうっ血や腫れを助長する恐れがあります。
2. 下痢・便秘の原因に
カフェインが腸を刺激して急な排便を促す一方、利尿作用により脱水気味になることで便が硬くなり、便秘になることもあります。
3. 肛門のかゆみ・不快感
カフェインによって自律神経が刺激され、肛門の感覚が敏感になり、かゆみを感じやすくなる人もいます。
4. 睡眠の質低下 → 排便リズム乱れ
夜間のカフェイン摂取により睡眠の質が落ち、翌朝の排便リズムに影響する可能性があります。 その結果、痔のリスクが高まる場合もあります。
どのくらいなら大丈夫?
| 症状の状態 | コーヒー摂取の目安 |
|---|---|
| 痔の症状がないとき | 1〜2杯/日まで(昼までに) |
| 痔の腫れ・出血があるとき | 一時的に控える・デカフェに変更 |
| 術後・治療中 | 基本的に医師の指示に従う(多くは制限があります) |
コーヒー好きな人のための対策
コーヒーが痔に悪影響を与える可能性があることは分かりましたが、そんなことを言ってもコーヒー好きにはなかなかやめられないと思います。
そこで、コーヒー好きなあなたへ、対策法をお伝えしたいと思います。
是非、以下の対策をとってみてください。
- デカフェ(カフェインレス)に切り替える
- ミルク入りで刺激をやわらげる
- 空腹時・夜間の摂取を避ける
- 水分を多めにとり、便をやわらかく保つ
当院でのサポート
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)では、痔の症状・生活習慣・飲食に関するアドバイスも含めて肛門専門医が丁寧に診察を行います。
また、必要があれば日帰り手術治療も行うことが出来ます。
女性医師による診察も行っております。
「おしりの不安」がある際は是非ご相談いただければと思います。
- 肛門診察・ジオン注射などの日帰り治療
- 生活改善指導・食事アドバイス
- 女性医師・スタッフによる安心対応
- 川崎駅徒歩4分、土日診療対応
まとめ
コーヒーやカフェインは痔の悪化因子となる可能性がありますが、適度な量とタイミングを意識すれば完全に避ける必要はありません。
症状があるとき・再発しやすい方は、生活習慣も含めて専門クリニックでのご相談をおすすめします。
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川崎駅からすぐのため、現在、蒲田、武蔵小杉方面からも多数患者様がいらっしゃっております。
診察や内視鏡検査を御希望の方は是非ご検討ください。