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サウナは「いぼ痔」に良い?悪い?症状別・正しいサウナの入り方。

川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)です。

今回は、「世界一わかりやすい肛門の教科書 ⑪サウナは「いぼ痔」に良い?悪い?川崎の肛門専門医が教える、症状別・正しいサウナの入り方。安心安全に楽しむための注意点と対策」についてお話ししたいと思います。

今、サウナ流行ってますよね?

サウナで「ととのう」のが日課、という方も多いのではないでしょうか。当院の院長も結構好きです。

しかし、もしあなたがいぼ痔でお悩みなら、「サウナって痔に良いの?悪いの?」「入っても大丈夫?」と疑問に感じるかもしれません。

そんな疑問にお答えする記事になります。

結論から言います!

「症状が安定していれば、適切な入り方をすればサウナを楽しむことは可能です。」

しかし、いくつか注意すべきポイントがあります。

今回は、いぼ痔の方々がサウナに入る際に気をつけるべきことについて、川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)が専門医の視点から詳しく解説します。

1.サウナは「いぼ痔」に良い?悪い?

サウナは、高温環境と水風呂による温冷交代浴が特徴です。これがいぼ痔に与える影響は、良い面と悪い面の両方があります。

サウナの「良い」可能性

  • 血行促進: 温まることで全身の血行が良くなり、肛門周辺のうっ血改善に繋がります。いぼ痔の原因は血流のうっ滞ですので、非常に効果的です。
  • リラックス効果: ストレスは痔の悪化要因の一つとされており、サウナによるリラックス効果は心身の緊張を和らげる可能性があります。全身の力が抜けるので、おしりへの負担も減ります。

サウナの「悪い」可能性・注意点

  • 脱水: サウナでは大量の汗をかき、脱水状態になりやすいです。水分不足は便を硬くし、便秘を引き起こします。便秘は痔を悪化させる一番の要因です。
  • 高温による刺激: 高温環境は血行を良くしますが、痔の炎症を悪化させる可能性があります。特に、急性期の痛みや腫れがある場合は注意が必要です。
  • 肛門部の乾燥: 汗をかくことで、肛門周辺が乾燥しやすくなります。乾燥はかゆみや刺激につながります。

2.いぼ痔の人がサウナに入る時に「特に」気をつけること

ここからが非常に大事なところになります。サウナに入る際は、以下の点に特に注意しましょう。

(1)「症状が安定しているか」をまず確認

  • 痛みや腫れが強い時: 急性の炎症や痛みが強い場合は、サウナに入るのは避けましょう。血行が急激に変化することで、かえって症状が悪化する可能性があります。炎症や痛みの症状がある場合や不安がある場合は、肛門専門医に相談し、適切な治療を受けることを優先してください。
  • 出血がある時: 出血がある場合も、サウナは控えましょう。温まることで血流が良くなり、出血量が増える可能性があります。

(2)徹底した「水分補給」で便秘を防ぐ

サウナ前、サウナ中、サウナ後に、意識的に十分な水分補給を行いましょう。特に、水やお茶など、糖分の少ないものがおすすめです。脱水を防ぎ、便が硬くなるのを予防することが、痔の悪化を防ぐ上で非常に重要です。

(3)水風呂の入り方を工夫しましょう

  • 水風呂の入り方: 冷たい水風呂は、急激な温度変化が起きるため、肛門に負担をかけることがあります。ゆっくりと浸かるようにし、無理のない範囲で利用しましょう。急な温度の変化により、血管の破綻などが生じると血栓を形成する可能性もあります。

(4)「清潔」に配慮する

  • 入浴前後の清拭: サウナは多くの方が利用する場所になります。サウナに入る前には体を洗い、サウナから上がった後もシャワーで汗を流し、清潔を保ちましょう。座り方にも注意点があります。他の部位に比べ、肛門周りの皮膚はバリア機能が弱いです。他の人が座った影響で座った場所にヒトパピローマウイルスがあったりすると、感染してしまうことがあります。ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんや肛門がんなど、様々なガンの発生に関係があると考えられているため、痔の症状がある時は、肛門が直接椅子の部分に付くような形で座るのは避けましょう。肛門周囲に傷がある場合は、サウナの利用は控えましょう。

(5)サウナ後の「排便」に注意

サウナで体が温まり、血行が良くなると、腸の動きも活発になり、便通が良くなることがあります。ですが、脱水も生じていると便が固くなります。その状態で、排便時にいきむと肛門に負担がかかります。便が硬くなっている可能性も考慮し、無理な排便は避けましょう。

3.もしサウナで症状が悪化したら…

サウナを楽しんだ後に、もし痔の痛みが増したり、出血したり、腫れが悪化したりした場合は、すぐにサウナの利用を中止し、速やかに肛門外科クリニックを受診し、肛門専門医にご相談ください。

肛門疾患は、正しい診断をして早期治療介入を行うことで、速やかに落ち着いた日常生活に戻ることが可能になります。放置して悪化すると手術が必要になることもありますので、注意してください。

4.川崎で「いぼ痔」のお悩みなら、肛門専門医にご相談ください

「サウナに入りたいけど、いぼ痔が心配…」「もしかして痔が悪化してるかも?」

いぼ痔はデリケートな悩みだからこそ、一人で抱え込まず、肛門専門医に相談することが大切です。

川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)は、内視鏡専門医・肛門専門医が在籍しており、いぼ痔の診断から治療、そして日常生活におけるアドバイスまで、患者様一人ひとりに合わせた丁寧なサポートを提供しています。プライバシーに配慮した診察室で、安心してご相談いただけます。

川崎駅からもアクセスしやすい当クリニックで、お尻の悩みを根本から解決し、安心してサウナライフを楽しみましょう!!

【当クリニックの特徴】

気になる症状がある方は、まずは一度お気軽にご相談ください。皆様の健康と笑顔を取り戻すお手伝いができれば幸いです。

【ご予約はこちらから】 https://www.kawasaki-naishikyo.com/reserve/

【アクセス情報はこちら】 https://www.kawasaki-naishikyo.com/access/

〒210-0006 神奈川県川崎市川崎区砂子2-4-17

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