【20代でも血便!?】若い世代に増えている血便の原因・病気・検査と治療について|川崎駅前大腸と胃の内視鏡・肛門外科クリニック
川崎駅前大腸と胃の内視鏡・肛門外科クリニック(通称:カワナイ)です。
突然の血便。びっくりしますよね。
10代や20代でも血便は出ることがあります。
血が出るのは身体からの異常なサインです。甘く見ず、どのような可能性があるかしっかりと確認しておきましょう。
症状が続く場合や該当する症状がある場合は医療機関を受診して、しっかり検査を受けましょう。
血便とは?どんな状態のこと?
「血便」とは、便に血液が混じる・付着する状態のことです。
- 赤い血が便や紙につく
- 黒っぽいタールのような便(黒色便)
- 便と混ざっている or 表面に付着している
- いちごジャムのような液体が出る。
20代の血便の主な原因
いぼ痔(内痔核)
排便時に出血することが多いです。
痛みは無いことが多く、紙に鮮血がつきます。
便秘やストレス、座っている時間が長いことなどが原因で起こります。
詳しくは → 内痔核ページをご覧ください。
裂肛(切れ痔)
硬い便で肛門が切れて出血が生じます。
痛みを伴うことが多く、鮮血が出ます。排便後にもジーンとした痛みが続きます。
便秘がちの若年層に多い傾向があります。
詳しくは → 裂肛ページをご覧ください。
感染性腸炎
嘔気や嘔吐を伴う胃腸炎の場合もあります。
38度の発熱も伴うことがあります。
細菌性(カンピロバクター、サルモネラ等)やウイルス性が原因のことが多く、生肉摂取後や海外旅行後に症状が出ることが多いです。
潰瘍性大腸炎
若年発症が多い難病です。
近年日本人にも増えてきています。
慢性的な下痢・血便・腹痛が主な症状です。
粘液やいちごジャムのような便が特徴的です。
重症化することもあるので、早期診断、早期治療介入が必要です。
詳しくは → 潰瘍性大腸炎ページをご覧ください。
大腸ポリープ・大腸がん
まれではありますが20代でも出血を来すような大きいポリープがある方がいらっしゃいます。
家族歴がある方は特にご注意ください。
症状が続くならしっかりと検査を受ける必要があります。
詳しくは → 大腸癌・大腸ポリープページをご覧ください。
血便時の検査
- 肛門診察・肛門鏡:いぼ痔や裂肛の確認に行われます。直腸粘膜まで観察できるため、潰瘍性大腸炎の可能性も判断することが可能です。
- 便潜血検査:微量の出血の検出、大腸がんのスクリーニング
- 大腸内視鏡検査:最も正確な検査です。ポリープや炎症も確認可能です。
治療法
| 病名 | 治療法 |
|---|---|
| 内痔核・裂肛 | 生活指導+軟膏や座薬/必要に応じて注射や手術 |
| 感染性腸炎 | 整腸剤、抗菌薬 |
| 潰瘍性大腸炎 | 抗炎症薬、免疫治療、栄養療法 |
| 大腸ポリープ | 内視鏡的切除(日帰り) |
| 大腸がん | 進行度に応じて内視鏡治療・手術 |
終わりに
若いから大丈夫…ではありません
「20代だから大腸の病気なんて」と思っていると、見逃しや手遅れのリスクもあります。血便が繰り返す、他の症状を伴う場合は早めに受診をしてください。
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニックでは内視鏡が初めての方、医療機関受診が初めての方でも安心して受診できるよう様々な工夫を行っております。
血が出ると大変不安になると思います。
不安を少しでもゼロに近づけられるよう、スタッフ一同日々励んでおります。
「おなかとおしりの不安をゼロに」
このスローガンのもと、最高の医療を提供してまいりたいと思います。
当クリニックの特徴
- 20〜30代の患者様も多数来院
- プライバシー重視・女性医師対応可
- 高性能内視鏡による正確な診断
- 川崎駅徒歩すぐ・土日診療あり
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川崎駅からすぐのため、現在、蒲田、武蔵小杉方面からも多数患者様がいらっしゃっております。
診察や内視鏡検査を御希望の方は是非ご検討ください。